失敗の本質(「超」入門)に学ぶ組織論

投稿者: | 2019年10月12日

個人的には2019年度読んだ本で一番はまった本の紹介です。歴史に詳しいわけではないのですが読める本です。”「超」入門 “とある通り、入門ではないバージョンも別にあるので今度読んでみようと思います。

なぜ、お勧めかはXX戦争とか全く詳しくなくてもわかる内容になっているからです★Topic紹介ですが下記が気になった方は立ち読みでも読んでみることをお勧めします。(2012.4発行の本なのでネットでしか探せないかもしれません)

自分に刺さった内容

イノベーションを創造する3Step

  1. 「既存の指標」の発見
  2. (既存の)指標の「無効化」
  3. 「新たな指標」での戦い

チャンスをつぶす人の3つの特徴

  1. 自分が信じたいことを補強してくれる事実だけを見る
  2. 他人の能力を信じず、理解する姿勢がない
  3. 階級の上下を超えて、他者の視点を活用することを知らない

評価制度の指標変更は、組織運営最大のイノベーション

  1. 戦場で迅速な行動力と勝利への執念がある人物は高く評価される
  2. 非効率で行動が遅く、成果を上げない人物は降格される

場の「空気」が白を黒に変える

  • なぜ誤った判断に集団感染するか
  • オセロの白が一瞬ですべて「黒」に変わる
  • 体験的学習文化が誤認を助長する

このトピックは今の世の中に蔓延る『忖度』だと思う…悲

方向転換を妨げる4つの要素

  1. 多くの犠牲を払ったプロジェクトほど撤退が難しい
  2. 「未解決の心理的苦しさ」から安易に逃げている
  3. 建設的な議論を封じる誤った人事評価制度
  4. 「こうであってほしい」という幻想を共有する恐ろしさ

ここで言う方向転換は『過ちを認めること』です。

イノベーションを創造する3Stepに係る「指標」の発見が今後、企業(個人事業でも)を成長させるカギであるのは言うまでもないと思います。