コンサルタントとしての仕事を始める前に最初に読んだ本です。元BCG日本の代表でドリームインキュベーターの創業者の堀紘一さんの本です。
感想
ゼロからスタートだったこともあり、気づきが多かったです。自身の漠然としていたコンサルタントの定義(理解)をクリアにしてくれました。また、コンサルタントは何をすべきか、だけではなく、コンサルタントを使う側の視点も書かれており、『コンサルティングとは何か』というテーマを見る視点のMECEを感じました。
こんな方へオススメ
- これからコンサルタントを目指す方
- これからコンサルタントに相談しようと考えている方
- コンサルティングに興味がある方
個人的に刺さったポイント
コンサルティングに『答え』はない
『答えを教える』のではなく『考える』のが仕事ということです。続けて読んで印象的だったのは、考えるのが仕事のため『既知のことはタダ同然で提供する』ということです。
コンサルタントフィーとは『考える』ことへの対価
という言葉がとても印象的です。
仮説思考
これは有名ですが、限られた時間で最大の情報を引き出す際、すべてを網羅的に聞いたり、漠然と広く質問をしても意味がない。自分の考え(見解)をぶつけて、Yes、Noを引き出すことで真の問題にたどり着くことが重要。
コンサルティングの稼働率の計算方法
年間労働時間の計算も事業会社とやや異なる点はこの本を読まなければ知らなかったと思う点で印象に残りました。
即戦力など存在しない
節目の年までに成果を残せるかといったUP or OUTの世界についてや、厳しい世界で生き残るために5つの条件が具体的に記載されており、その中には努力ではどうにもならないものも含まれる点もありました。
年1回は自分の振り返りとして読みたいと思います★